熱中症対策 いまこそネット活用&リモートワーク推進を。

梅雨があけたと思ったら、いきなり猛暑の日々ですが、いかがお過ごしでしょうか。

保育園に通う息子たちは、「暑さ指数が31度以上になったら園児を外に出さないように」という行政指導があるそうで、太陽の光でギンギンに照らされたプールが目の前にあるというのにプールに入れないという、ちょっとかわいそうなことになっています。(暑さ指数とは、気温や湿度、輻射熱など色々と考慮した指数で気温=暑さ指数温度ではないようです)

しかし、この行政指導はごもっともで、梅雨があけて間もないというのに、すでに全国で数千人が熱中症で救急搬送され死者まで出た、というニュースが流れています。猛暑日に無防備に外出することは危険な行為といっても過言ではないでしょう。

子供や高齢者にかぎらず、猛暑は20代~30代の成人・現役世代も体へ負担が大きく油断はできません。

子育てと介護、会社の中核を担う現役世代が熱中症になってしまっては、それこそ日本社会が夏バテ状態で成り立ちません。

建設業など外で勤務をせざるを得ない職種の方々はもちろんですが、オフィスワーク系でも営業職おいては、熱中症になる可能性が高い職種だと思います。

「足で稼ぐ営業」などと言うように、外回り・企業訪問をどれだけこなすかがKPIになっている会社もあり、35度をこえる猛暑日でさえ、気合いと根性で外回りをしなくてはなりません。

気温が低い季節ならともかく、この時期に足で稼ぐ営業を続けていたら熱中症になってしまいます。熱中症になると営業活動は中止せざるをえませんので、売上をつくるための活動時間がつぶれてしまい本末転倒です。

また、営業という職種の服装も熱中症の要因といえそうです。クールビズが普及したとはいえ、業界や会社の特性によっては、まだまだドレスコードはスーツ着用で、特に営業パーソンが顧客訪問・新規訪問をする時にはスーツ着用が礼儀という風潮があります。

特に昭和世代は、服装におけるビジネスマナーについては厳しく言われた世代なので、「クールビズで」と言われてもスーツから脱却できない方も多い様です。

通勤途中に観察してみると、(8/1東京34℃・17:00)スーツ上下着用の方2名、ジャケットを脱ぎ片手にもち歩いている方2名を目撃しました。

日本の夏は猛暑が当たり前になっており、このままだと熱中症で体調を崩す人が増える一方です。

いまこそ、情報通信技術を応用した働き方の普及および日本社会の風土改革のしどきではなかろうかと思います。

営業であれば、これまで訪問をしていた商談や顧客フォローをWEB会議にしてみる、社内ミーティングもWEB会議にしてみるということからスタートし、社員全員が毎日同じ場所にあつまる必要があるのか、殺気だった満員電車で毎日通勤をする必要はどこにあるのか、を考える時なのかもしれません。

熱中症対策として、リモートワーク、テレワーク、在宅ワークというものに挑戦してみる良い機会になるのではないでしょうか。

企業がこれを推進することで、社員をはじめ取引先などの関係者の熱中症を防ぐことができます。

銀行などの金融関連手続きや行政手続きに関しても同様です。窓口に行かないと手続きできないようなものがいまだに多く存在しますが、IT化をすすめインターネット手続きができるようになるだけで、利便性はもとより、顧客・住民の熱中症を防ぐことができるのではないでしょうか。

ちなみに、当社グローバルパワーは外国人紹介・派遣サービス企業でいわゆる転職エージェントというものになりますが、求職者の方の面談の90%はWEB面談、東京しかオフィスがありませんので1都3県以外のお客様との商談・打ち合わせはWEB会議です。

協力会社さんとの打ち合わせの一部はWEB会議で、いまの暑い時期には「熱中症になっちゃうといけないからWEBミーティングでどいですか?」と積極的に提案しています。

実際にWEB会議などを活用がすすむと、移動時間と移動の労力・負担がなくなりお互いに楽です。そしてWEB会議であれば内容を録画することができますので、必要であれば内容を見直したり、関係者に共有したりすることができますので情報共有のクオリティーがあがります。

比較的、当社では社内の情報通信技術の応用はすすんでいるので、次はリモートワークを視野にいれたいと勝手に考えております。

とにかく、これ以上熱中症による死人をださないためにも、企業活動をはじめ、日本社会全体が情報通信技術の普及と風土づくりがすすむことを祈ります。

情報通信技術が普及しない、働き方改革がなかなかすすまない会社さんにおいては、「社員の命をまもる熱中症対策」という大義名分で経営陣に提案してみてはいかがでしょうか?

ところで、場所をえらばず好きなところ働くことをリモートワーク、テレワークなどと言いますが、テレワークって「tele = 離れた所」と「work = 働く」の造語だということをご存知ですか?

 私はてっきり「tel = 電話」と「work = 働く」の造語だと思っていて、経産省の方に「今どきtelで仕事ってなんかダサいから名前変えたらどうですか?」などと文句を言ったことがあります。

つい最近、「tele = 離れた所」と「work = 働く」の造語と知ってびっくり!恥ずかしー!

本当に暑い日々が続きますので、バランスの良い食事と睡眠をとり、外出を極力しなくても良い方法でうまいこと仕事ができるように工夫いただければと思います。熱中症にはくれぐれもお気をつけください。

では!

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利えきが重なるブログ。

グローバルパワー 取締役|外国人転職エージェント|育児や健康系中心に考えた事や気づいた事を書いています。姓が「利重」につき『利えきが重なるブログ』となっております。笑いと共感、知ってよかったが提供できるブログを心掛けております。ご笑納ください。