突然ですが、「アレトーク」とは「アレルギートーク」のことで、私が勝手につくった造語です。ぜひ使ってください(笑)
3月に入って暖かくなり、「花粉がきたーー!」なんて声もきくようになりましたが、私も、花粉症をはじめとするアレルギーもちの1人です。
1つめはアレルギー性鼻炎です。私の鼻はハウスダストから花粉まであらゆるものに反応し、温度差や湿度差でも調子が悪くなります。常に鼻水が出ているか詰まっている状態で、ティッシュペーパーの消費が半端ありません。
2つめはアレルギー性の皮膚炎です。金属、温度差、湿度、ストレス、なにかしらに反応して痒くなったり湿疹ができます。15年前から、金属アレルギーの人がなりやすい汗疱(かんぽう)というアレルギーによる皮膚疾患を発症しており、長年悩まされております。
そんなアレルギーと長い付き合いということもあり、いままで結構な時間とコストをかけてアレルギー対策の研究(?)してきました。
もしかしたら、私の研究結果?が同じお悩みを持つ方々のお役に立てるかもしれませんので記事にしたいと思います。
※※ただし、私は素人ですので医療用語を誤認していたり間違えて記載していたり、対処法が適切ではない可能性がありますのであくまでも参考程度にして頂ければと思います。
今回のアレトークは、日々摂取する油についてのお話です。
話がややこしいので、要点だけ押さえたい場合は太字だけ読んで頂ければ簡単です。
アレルギーもちは、だいたい体内の油(必須脂肪酸)のバランスが悪いらしい。
まずはこちらの画像をご覧ください。これは、4年前に血液検査でみてもらった、私の体内の必須脂肪酸のバランス結果です。
抗アレルギーや抗炎症の作用があるEPAが理想値100に対して37.5と大幅に不足しています。また、過剰になるとアレルギーの原因になるというアラキドン酸が理想値150-200に対して260とオーバーでした。
このようにアレルギー体質の人は、だいたいこの必須脂肪酸のバランスが悪いのだそうです。
この必須脂肪酸のバランスを整えるには、どうすれば良いかというと
①EPAやDHAなどの「オメガ3」という種類の油を積極的にとること(アレルギーの炎症をおさえる)
②「オメガ6」の油の摂取をさける (アレルギーの悪化をとめる)
この2つがポイントなのだそうです。
①魚介類に多く含まれるEPAやDHAなどの「オメガ3」という種類の油を積極的にとる (アレルギーの炎症をおさえる)
まず、「オメガ3」ですが、これは体内で合成できないので、"食品などで摂取する"ことが必要なのだそうです。
オメガ3を多く含む食品は、さんまやマグロ、いわしなどの魚介類と、アマニ油やえごま油などのオイルです。エゴマ油は以前テレビなど紹介された事がありますので、スーパーなどで簡単に購入できるようになりましたし、最近はエゴマ油を使ったマヨネーズもあります。
注意点としては、アマニ油やえごま油は加熱するとオメガ3ではなくなってしまうそうなので加熱は厳禁、つまり炒め物などで使うのではなくドレッシングに使用したり、そのままスプーンで飲むなどの方法が推奨されています。
私は一時期、エゴマ油をスプーンで飲んだり、ヨーグルトに入れる、生野菜にかけるなどして積極的な摂取を試みていたのですが、あまり美味しいものでもないので続きませんでした。魚介類は大好きなので、今はオメガ3(EPAやDHA)を多く含むサンマやイワシなどを積極的にたべる事と、EPA&DHAのサプリメントで不足を補うようにしています。
②サラダ油など「オメガ6」の油の摂取をさける (アレルギーの悪化をとめる)
次に「オメガ6」についてです。下記の画像をご覧ください。油は油でもいくつかの種類があるようで、先ほどのオメガ3のほかに、オメガ6、オメガ9というものもあるそうです。
「オメガ6」はというのは、ベニバナ油、コーン油、大豆油、ごま油 など " リノール酸 " が多く含まれるもので、この"リノール酸"が、体内の炎症を促進し、アレルギーを悪化させる原因となるそうです。(サラダ油も)
聞くところによると、現代人の食事は、本来必要とされるオメガ6の必要量の6倍を摂取してしまっているそうなので、アレルギーもちは、オメガ6を摂取しない対策を積極的にした方が良さそうです。
魚介類などに多く含まれるEPAやDHAであるオメガ3はオメガ6を排出してくれるらしいのでオメガ3を積極的にとることも有効なのだそうです。
次いで「オメガ9」についてです。「オメガ9」というのは、オリーブオイルやキャノーラ油など「オレイン酸」が多く含まれる油のことです。この「オレイン酸」は抗酸化作用があり、酸化にとても強いらしいので加熱調理するにはピッタリの油との事でした。
したがって、日常的に調理に使う油はオメガ6の油をやめてオメガ9に切り替えると良いということです
日常使いの油は、オリーブオイルかキャノーラ油を使うのが◎
ちなみに、外食や中食ですと、どんな油を使って調理をされているかがわからないので、煮る・蒸す・焼く(油使わないグリル系)の食事を選ぶと良いと思います。和食は、煮る・蒸す・焼くが中心ですのでオススメです。
油の延長の話になりますが、マーガリンやショートニング、植物性油脂などの「トランス脂肪酸」もアレルギーもちにとってはヤバそうだと感じています。(オメガ6系の油から作られるらしいですし)
アレルギーとの直接的な原因が書かれているものはありませんが、発ガン性の物質で有名ですし、先進国はトランス脂肪酸の使用規制があるという話です。
トランス脂肪酸である、マーガリン(ファストスプレット)やショートニングは、市販のパンやクッキーなどの小麦製品にはだいたい入っており、入ってないものを探す方が大変です。
ちょっと高いなーと思うパン、ちょっと高いなーと思うクッキーなどには入っていない事が多いです。人工的に安くつくれるマーガリンをつかってパンをつくるより、原価が高いバターを使ってパンをつくる方が商品価格が高くなるのは当たり前と言えば当たり前です。
あとは、体に悪そうなものを摂取したくなければ、加工食品ではなく、素材を自分で選んで調理をする「自炊」が1番です。
いまさらですが、手間隙かけてつくる家庭料理が体にとって1番良いという事をしみじみと感じます。
健康的な食品はだいたい高い。そして健康維持には手間隙がかかる。
実際にアレルギーによる疾患で苦しんで感じたことは、病気になった時の、労力、コスト、メンタルのダメージはとても大きいものです。
面倒くさいけれども日頃から食事に手間隙かける事、お財布にはきついけれども日頃から素材の良い商品選びをする事の方がよほど機会損失は少ないものだなと思いました。
以上 アレトーク油編でした。
ここまで書いておいて何ですが、「油の種類が~!!」などと気にしすぎると逆にストレスになるのでほどほどに。「アレトーク ストレス編」をいつか書きたいと思いますが、ストレスが1番アレルギーによくないと思いますーー!!
では!
★参考になりそうな画像を掲載しておきますので、ご興味ある方はご覧ください。
上記の記事の内容は、三番町ごきげんクリニックという自由診療のクリニックで血液検査をしてもらった時にレクチャー頂いたものです。
利えきが重なるブログ。
グローバルパワー 取締役|外国人転職エージェント|育児や健康系中心に考えた事や気づいた事を書いています。姓が「利重」につき『利えきが重なるブログ』となっております。笑いと共感、知ってよかったが提供できるブログを心掛けております。ご笑納ください。
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